羽曳野の大森さんを探せ・・・第一弾報告   H14/6/9
6月2日(日曜日)
6月に入ったばかり、今年は5月中も真夏みたいな気温があったりでかなり暑い日が続いたが、今日も今年一番かと思えるほどかんかん照りで暑かった。
ワールドカップの熱気でもあるのかな。
午後3時ごろから「ちょっと出かけてくる」と、おもむろに初調査に出発する。 行き先は告げないのが鉄則だ。・・・と言うよりも告げようもないが。。。
あらかじめ電話帳の住所を元に地図には印がつけてあり、とりあえず車で10分程度の近場から当たってみることにした。

地図上で見る限り大体一度は通ったことのあるところばかりであり、このあたりはどんな家が建っているかも予想がつくが、いくらなんでもテレビの修理に行くわけではないのでいきなり目的の家の前に車の横付けはできない。少しはなれたところに車を止めて後は徒歩で探すことのする。やはり足でかせぐのが基本だ。

1軒目、高鷲の駅前ローソンに車をとめて徒歩で路地に入る。内心もし1軒目で当たったらどうしようと不安と期待が入り混じったが、2階建ての古いアパートでありホッとする。
いわゆる文化住宅というやつで少々薄暗い。片手にA3版の住宅地図、片手にデジカメ・・・家の中から誰か出てそうな気がしたが思い切ってシャッターを押す。 ピカッ!! ピカッとストロボが光った。・・・やっやばい!玄関が薄暗いので光ったのだ。
すぐさまその場を立ち去ったが、こんなにスリルがあるなんて・・

とにかく暑い。探偵や刑事ものの古い日本映画では、汗を拭くハンカチと片手には扇子がつきもので、なんとなくそんな姿を自分にもダブらせたりしたが、それでもなんでこんなことしてるんだ〜??ほかにもっとすることはないのか〜?っと自問自答が始まる・・・
ここで頭をよぎるのが「クライアント」一人一人の顔顔顔・・・ 「緊急特集」なんて大きな題目唱えときながら単に注目引くだけの薄っぺらいものだったのか?
言うだけならいくらでも言えるんだぞ・・・っと自分に問いかける。
何の得にもならない、無意味だ、がしかし何が自分を突き動かしてるのかと言うと、”誰かが待ってくれてるんじゃあないか”といったことによって無欲で思った以上の力が発揮されるのです。
目に見えないプレッシャーに押しつぶされそうになりながら2軒目に向かう。

新築か少なくとも3年以内の住宅である。まてよひょっとするとあのカタログの写真はすでに建て替えられてしまってる可能性もある。もしそうだとすると、”証拠隠滅”を図ったことになるな。と思いつつとにかく写真をとファインダーを覗いて気がついた。
 ここで、おおきな発見をしたのだ。そうかあのカタログの写真だと、家の前がかなり広くないと撮れない。このお宅の前の道路は3mしかない、とても家全体は撮れないのである。プロだったらそういったこともすぐさま気づくのだろうな、、、またひとつ賢くなった。

3軒目
どこかの、土建屋さんみたいな重厚な構えの玄関、表札は横文字でなんか異様な感じがして撮りにくい・・・カメラを出すと通行人が・・・とっさにカメラを隠して何もないように通り過ぎ、しばらくしてからUターン再び思い切ってシャッターを切った。

4軒目
当初の悲壮感はどこかへ消えて、少しは落ち着いてきて、余裕さえ伺える。
うん、ここはいい。家の前は川が流れているし、景色もいいのでカメラをぶら下げていても不自然に思われない。景色を撮るふりをして表札を撮った。

とりあえず今日のところはここまでにしておこう。
でも、これから先写真を撮るのが一番つらい。いま持ってるデジカメでは目立ちすぎる。不本意ではあるがチラシで見かけた小型のデジカメを求めて、とある家電量販店をたずねてみた。
ワゴンの中に無造作に2〜3台置かれていたチーズと書かれたブリキのケースに入ったVGA35万画素、34g、 8MB SDRAM、動画も撮れるWEBカメラ・・・これは小さい!!発売元ジャパンホールディング MADE IN CHINA ホームページもサポートセンターも表示されてるのでまあ安心か。。。¥7980で購入する。
早くも”必要経費”を使ってしまった・・・。


一軒目
2軒目
3軒目

4軒目

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